ナレーションの「第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマー」って件(くだり)が、うまく言えないけどモヤるんだよね。
争いなんて、陣営が違えば見方が異なるのは重々承知してるけど。世界の運命ってどういう意味で言ってるんだろって、予告編見てから思ってる。単純に新兵器の開発なのか、大戦を終わらせると言う意味か。その終わらせるも、世界を救うと言う意味なのか。それなら、核兵器の使用による大戦の終結は救いと考えているのか。そうなら、結局米国ではやはり、核兵器使用は肯定的なのかとか。ごちゃごちゃ考えてしまうんだよね。
核兵器って、結局「黄色人種の住むアジア極東の島国一国」でしか使われてないんだよね。地理的、人種的な面で見ると、ごくごく限られた条件で、n数たった1なんだよね。だからこそ、WWⅡを早期終息に導いたとか、そんなコンテクストで語られがちに思うんだよ。他に比較対照がないから。
でも、そういった「この条件下なら仕方ない」を許したら、運用するのは人間である以上、いくらでも恣意的に拡大運用出来てしまうよね。そして、それの是非を決めるのは誰なんだろうか?そうわたしは思うと同時に、核兵器はそういった「条件付き使用」が認められる類いのものではないとも思うんだよね