@ocilam そうなんですね…私的には、将来のオプションとして積極的安楽死というオプションも持てるならもっておきたいと以前から考えていて、スイスのシステムなど安楽死制度について今色々勉強中です。ちなみに私の暮らすシンガポールでは、積極的安楽死は認められていないのですがいわゆる消極的安楽死とも呼ばれる Advance Care Planning という制度があって、将来自分がどのような介護を受けたいか、あるいは受けたくないのか、などまだ元気で若いうちに細かく意思表示して登録しておくことが可能です。私の場合胃ろうなどの介護は一切拒否する旨、早速登録してあります。でもそれだけじゃ足りない気がするんですよね…

私も安楽死の選択肢があること自体は個人的に歓迎するのですが、ニュースでそのような使われ方をするのを聞くと、やはり危険もはらむものなんだなあと考えています。特に経済的に苦しい人がたくさんいる国では、安楽死という選択肢の持つ意味が変わってしまうリスクがあるんだな、と…

@ocilam ええ。国の体制というか法規制というか、法的にも社会的にももっと成熟していないと、逆に悪用されてしまうリスクの高い制度ですよね。日本における安楽死について結構何冊か本を読んだのですが、正直、日本という国と社会はまだ、安楽死というオプションを導入する準備ができていないと思います。安楽死というオプションがあるゆえに「死への同調圧力」が異常に高くなってしまうリスクが他の国よりずっと高いと思われます。


カナダで安楽死が導入されたのは人権を尊重するため、もう助かる見込みがない人の苦しんで生き続けたくないという気持ちを尊重するためだと思いますが、それでもこのように使われてしまってる現実がありますからね…
日本のように少子高齢化の解決の延長としてこういう話が出てくる国は、おっしゃる通りそういうリスクがかなり高くなりますよね。

@ocilam @yuril ドイツでも安楽死は重要な問題ですが、実は私は超超超慎重派です。日本に限らずドイツでも、もし合法化されたら絶対にそれを選択する高齢者が増えると思ってます。これからさらに高齢者が増えるのに介護職に就く人がほぼいない(と言えるくらい少ない)ので、安楽死がその解決策になってしまうのでは無いかと本気で懸念してます。
高齢者介護施設で働いてますが、本当に多くの入居者さん達がもう死にたいって言うんですよ。身体がまだ動く人でも子供達の負担になるのを避ける為に安楽死を選択する人が絶対に出ると思います。
実際に合法化されたらその選択に踏み切るかは、そうなってみないと分からないとも思いますが。あと認知症の人に関する決断とか、安楽死は本当に難しく(私には)恐ろしいテーマです。


ドイツもそうなんですね。私も子どもはいませんが、負担になるのなら生き続けたいと思わない、という気持ちはわかります。
カナダでも精神障害の人が「治る見込みがない」となったら安楽死を医師が承認してしまえる法律について議論になっていましたね…

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。