『現代思想2024年2月号 特集=パレスチナから問う』読了。題どおり現在進行中の情勢に留まらないパースペクティブを呈示する内容。非道を十分に示しえない限界を前提に、多くの人の手に取られることを切に願う。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3898&status=published
そして暴力に対して「非暴力」で対峙することの困難を改めて思わざるを得ない。暴力の事前に「非暴力」で対抗することと暴力を事後に「非暴力」で批判することはやはり分けてなければならないのではないか。そのために「暴力」の丁寧な腑分けがいま切実に求められている。