命を削るように創作をすること自体は苦ではない。けれど、「命を削らなければならない」という強制力が働いている場が本当に嫌で、各々は自らを放つように身を削り火の粉を発していたとしても、創作の「場」は誰しもが息のすることのできる場所であってほしい。かつて息の通り道を塞がれながら、ある団体を去ったことがあったけど、あのときほど辛いことはなかった。理不尽とどう戦っていくか、について、結局じぶんが権力を持って理不尽を撲滅していくというアクロバティックな方法しか思いつかない。しかも、じぶんが死んだあとに、理不尽が再び飛び出さないような仕掛けをしなければ……と思うと、もう私一人では決して出来ない仕事の規模感ですよね……