モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」、第41番「ジュピター」
サヴァリッシユ指揮、バイエルン放送交響楽団
(1998年録音、ヘンスラー)

日本のN響とも関係の深かったヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮するモーツァルト。

(jpが不安定なのでこちらで続き)

亡くなって10年ほどになるが、N響がどちらかと言えばドイツ・オーストリア風の音に傾斜した理由の一つという話もあるほど、正統派のドイツ系指揮者。
古楽器を用いたややテンポの速いモーツァルトが増えた時代にあっても、やや昔風の安定感のある音楽を聞かせてくれる点、貴重な指揮者だった。


と言っても過度に分厚く鈍重になってしまうこともない。R・シュトラウスなど得意としていることもあって、現代風に引き締まった音色も持ち合わせているのは、ここでの録音からもはっきりとわかる。

フォロー


1957年に史上最年少(当時)でバイロイト音楽祭に登場した才人であり、レパートリーもドイツ系中心にそれなりに広いのだが、意外と地味なポジションにある人で、もう少し知られても良い指揮者かもしれない。

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