はーやれやれと⛓️が落ち着こうとしていたら、🌧️が「ふむ……しかし考えてみれば、リオセスリ殿のみが周りに『可愛い』と賛辞を述べている状況は、少し不平等か」と言い出す。
「リオセスリ殿は大変愛らしいと思う。まずは容姿だが、左右に跳ねる髪先は愛玩動物を思わせるし、鍛えられた肉体から繰り出される氷層を纏った拳技は美しい。普段は飄々としているが、夜などは様変わりし……」
「ストップ!それ以上はいい。十分だ。このまま聞いてたら、俺は二度とティータイムに砂糖を入れなくてよくなっちまう。ヌヴィレットさんの気持ちは、よーく分かったから、な?もう止めよう」と必死に止める⛓️。
「あーもう喉が渇いちまった……」とボヤきながら紅茶を淹れに逃げた⛓️の赤く染まる耳に、ちゃんと気付いている🌧️