休んでいる間、家で勉強は強要しなかった。課題もどっちでもいいと言った。
成績は心配だけど学校ですることを家で無理にさせて心が休まるとは思わなかった。
でも、家事はきっちりしてもらった。
うちは共働き。洗濯と掃除機がけは毎日頼んだ。それは彼の役目。仕事。
何も無い人では無いこと、必要な人であることを感じてもらうために役割を持たせた。
家事をやらない時は文句を言った。
それでも勉強と学校の話はしなかった。
そのまま夏休みが終わった。
長男は当たり前の顔で学校に行った。
「腹痛や動悸がする事もあるけど大丈夫」
と行き渋りすることなく登校し続けた。
もちろん成績はなかなか見事な底辺ぷりだったけど、そこは事前に担任と打ち合わせて先生に丸投げした。
精神科に勤めていた時に散々聞いた患者さんの体験談から、疲れた心は早急に休めればその分早く回復できると実感してたから、周りのアドバイスには感謝しつつ、私は私の考えで息子の心をめちゃくちゃ休めた。
結果、彼は不登校を繰り返すことなく友人とも良好で、勉強は深海魚の地位だけど学校生活を満喫してる。そんな深海魚も、少しずつ浮かんできて得意教科はトップクラスも視野に入ってきた。バンド組んでリードギターもしてる。
学校に行きたくない子の心の疲れ、追い詰めないでやってください。
多くのブログやSNSでは
「学校に行かせないと」「休みがダラダラ続いたら大変」「このまま不登校になったらどうしよう」
大体、そう書いてある(or言ってる)
いやいや休ませたら短期で済むものかもしれないのに、無理させる事で長期化したり一生の心の病になったら本末転倒でない??そのリスクを押してまで登校させる意味とは?なんですよ。
大事なもの、見誤らないで。