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ブログやSNSで見る、学校に行きたがらない子をなんとか学校に行かせようとする話。
毎回でっかいモヤモヤを感じる。
なんで行かせるの?行きたくないんだよね?行きたくないと思うくらい疲れてる心をさらに酷使させるの???
これで限界まで疲れさせたら長期化するし、病むじゃないですか。

うちのADHD長男も中2の1学期、ゴールデンウィーク辺りで不登校になった。
「何となく行きたくない」
と言われたので
「分かった休め」
その一択だった。
3日同じ事を繰り返した時
「毎日休むか考えるのストレスじゃない?1週間休んだら?」
と提案。
「そうする」
と返事されたので、1週間休んだ。
学校の先生は登校させたがったけど、1番最初に書いた理由を話して説得した。
1週間経って、まだ気分が乗らなかった息子に
「よし、夏休みまで休もう。で、2学期から行こう」
と提案したら頷いてくれた。
学校の先生には、毎日電話をくれるのはいい。様子を聞いてくれてもいい。でも登校を勧めないでくれ、絶対に。と伝えた。
もちろん、途中で本人が学校にいく気になれば休みは切り上げて登校しますとも話した。

→(リプに続く)

 

休んでいる間、家で勉強は強要しなかった。課題もどっちでもいいと言った。
成績は心配だけど学校ですることを家で無理にさせて心が休まるとは思わなかった。
でも、家事はきっちりしてもらった。
うちは共働き。洗濯と掃除機がけは毎日頼んだ。それは彼の役目。仕事。
何も無い人では無いこと、必要な人であることを感じてもらうために役割を持たせた。
家事をやらない時は文句を言った。
それでも勉強と学校の話はしなかった。

そのまま夏休みが終わった。
長男は当たり前の顔で学校に行った。
「腹痛や動悸がする事もあるけど大丈夫」
と行き渋りすることなく登校し続けた。
もちろん成績はなかなか見事な底辺ぷりだったけど、そこは事前に担任と打ち合わせて先生に丸投げした。

精神科に勤めていた時に散々聞いた患者さんの体験談から、疲れた心は早急に休めればその分早く回復できると実感してたから、周りのアドバイスには感謝しつつ、私は私の考えで息子の心をめちゃくちゃ休めた。
結果、彼は不登校を繰り返すことなく友人とも良好で、勉強は深海魚の地位だけど学校生活を満喫してる。そんな深海魚も、少しずつ浮かんできて得意教科はトップクラスも視野に入ってきた。バンド組んでリードギターもしてる。

学校に行きたくない子の心の疲れ、追い詰めないでやってください。

多くのブログやSNSでは
「学校に行かせないと」「休みがダラダラ続いたら大変」「このまま不登校になったらどうしよう」
大体、そう書いてある(or言ってる)

いやいや休ませたら短期で済むものかもしれないのに、無理させる事で長期化したり一生の心の病になったら本末転倒でない??そのリスクを押してまで登校させる意味とは?なんですよ。
大事なもの、見誤らないで。

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