今Eテレで「おかあさんといっしょ」特集をやっていてブーフーウーの画像が出てきたんだけど、ブーフーウーといえば私は「おおかみくん」の声優さんが朝鮮の帰還事業でかの地へ帰ることになり、ウー役だった黒柳徹子が「スタジオ102」という朝の番組で彼と最後に生電話で会話して、電話を切った後にぼろぼろ泣いていたのを今でも思い出す。もう会えないという涙なんだろうなと、子どもながらに分かったから…。
(ブーフーウー おおかみくん 声優 でググったら記憶の通りだった…。1971年以降の消息不明、ということに胸を衝かれる…)
ja.wikipedia.org/wiki/永山一夫

私は子どもだったのでピンときてなかったけど、当時は在日の人たちのことも帰還事業のことも、すごく身近だったんだろうと思う。
昨年、国際ロマンス詐欺で三たび有名になった井出智香恵さんの往年の大ヒット作「ビバ!バレーボール」にも、帰国した姉と日本に残った妹が「日本チーム対北朝鮮チーム」として戦う…というエピソードがあった(と言ったら当時中学生の姉に「北朝鮮とは国交がないから対戦はありえない」と一刀両断されたのだったが…)。
あ、ついでに昭和生まれの昔話として書いておくと、「アタック№1」の浦野千賀子さんの作品にも「跳べ!祖国のために」という、東ドイツだったかな?の体操選手の話があった。父親がベルリンの壁を越えようとして、妻子の目の前で銃殺されるシーンとかもあった。
あと、わたなべまさこ先生の「蝶はここには住めない!」という、第二次大戦中の収容所のユダヤ人姉妹がアウシュビッツに送られ殺されるまでの物語とか…。
60年代~70年代前半の少女漫画って、けっこうそういうのがあったんですよね。毎年8月には太平洋戦争時の物語が描かれて掲載されていたし。
当時の作家さんたちも編集者もみんな戦争を肌身で知っていたし、それを子どもに伝えなきゃという思いがあったんだと思う。

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「ビバ!バレーボール」2003年刊行の文庫版あとがきより。末尾は「〜を
もとに構成しました。国境で隔てられても家族愛は消えないと思っています」と続きます。
いま改めて確認したところ北朝鮮に帰国したのは妹の方で、対戦したのはNYで開催された世界選手権…という設定でした。

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