日本人が「集団自決」で連想するのは戦争末期の「玉砕」だろうけど、アメリカ人ならジョーンズタウンの人民寺院の事件だろうな。「クールエイドを飲んだ」という慣用句になってるぐらいだし。
「クールエイドを飲んだ」とは、Wikiによれば、「大きな報酬を受けられる可能性があると感じて、死につながる、あるいは危険な思想を信じてる人」らしい。「カルト信者」的な意味で使われるけど、日本人って、「クールエイドを飲む」人が続々増えている状態では、とか思った。
ジョーンズタウンのウィキを読んだら、毒入りクールエイドを飲んだ人の多くは毒入りだと知らなかったという証言があり、実際には集団自殺ではなく大量殺人だった可能性があるらしい。いざって時の人間の生存本能をなめてはいけないので、「集団自決」なんて実際には「大量殺人」ではないかということは、常に脳内で言い換えるぐらいの心がけでいた方がよい。
つか、自殺にせよ安楽死・尊厳死の選択にせよ、是非はともかく本来一人一人の非常に個人的な選択であって、「集団」とついた時点で「自決」でもなんでもなく、そりゃ大量殺人の言い換えに過ぎないと思う。