昨日読んだ『元カノが~』と舞台を同じくする作品。こちらの方が刊行が先で、作中の時間軸も前。直接的に話がつながっているわけではないけれど、『元カノが~』の方のある登場人物の動きはそういうことか、というのがわかる作品。

野村さんの作品の「読ませる力」というか、ぐいぐいと作品に引き込んでいく力が昔から好きで、この本も私にしてはかなり短時間で読みました。

野村美月『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』 bookwalker.jp/de11cccd7b-d5fc- [参照]

現状、このシリーズの最新作。シリーズとしては巻ごとに主人公が異なるので単話完結してるんだけど、作中に決着がついていない人たちがいるので、そこの話もいつか読みたいなあ、という気持ち。(内容は畳みます)

野村美月『幼なじみが妹だった景山北斗の、哀と愛。』 bookwalker.jp/de0c02e725-adfd- [参照]

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ネタバレとタブーを含みます 

この作品のテーマは、タイトルの通りのインセストタブー。さらに、双子なので「血がつながっていない」という逃げ道もなし。
決着の付け方については作者も最後に少しだけ言及していたけど、未成年の状態ではこれが妥当かなと私も思う。

読みながら、「これは……どうするんだ……逃げ道がないぞ……」と思ってた。
実際のところ、きょうだいで暮らしている方はそれなりにいるのだろうな、という想像はするけれど、どうなのだろうか。

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