環境破壊や気候危機にかかわるSF、英語圏だとCli-Fiというジャンルがあったりして、日本語にも結構翻訳されてますよね。
1852年のイギリス、2007年のアメリカ、2098年の中国を舞台に、蜜蜂とかかわる人たちを描いたマヤ・ルンデ『蜜蜂』(池田真紀子訳)とか。
蜜蜂の話つながりでいくと、『ギリシャSF傑作選 ノヴァ・ヘラス』にもイアニス・パパドプルス&スタマティス・スタマトプルス「蜜蜂の問題」という蜜蜂と環境問題にまつわる短編が収録されてます。
『ギリシャSF傑作選』に収録されている「ローズウィード」も海面が上昇した世界で潜って働く人の話。
日本語作品でパッと思いつくのは上田早夕里さんのオーシャンクロニクル・シリーズ。
Kaguya Planetに掲載している佐伯真洋「月へ帰るまでは」も陸に住めなくなった世界の話。
ただ今回のテーマは「気候危機」なので、崩壊後の世界という意味では少しずれるかも。
あげはじめるとキリがないですが、皆さんのおすすめのCli-Fi教えてください。
https://virtualgorillaplus.com/nobel/kaguya-planet-climate-fiction2024/
@Kanata オーシャンクロニクル・シリーズは私も大好きです!
話を火山噴火中心にすると、石黒耀『死都日本』のスケール感がすごいです。さらっと数十万都市を壊滅させてます。文学作品として読もうとするとあちこち粗が気になるのですが、火山ものを書くなら避けては通れないかと。
@Kanata ローカルな環境破壊ですが、藤崎慎吾先生の「螢女」は近いものを感じました
あとは、未読ですが海外SFに「黒魚都市」というのがあると聞きますね