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アリーチェ・ロルヴァケルがフェイバリットに挙げていたので見た。
とにかくジュリエッタ・マシーナに釘づけ。画面に現れるだけであらゆるものを掌握する。顔面がピクサーのCGくらい派手に動き回ってた。この映画見てしまったらもう「涙でマスカラが落ちる」演出はできなくなると思う。100からの0、でも0.1かも……?みたいな。だって君は生きてるじゃないか、というような、そんなメッセージ。これからもカビリアの「夜」は続くかもしれないけどそれを否定しない、させない結末。ロルヴァケルの映画も徹底的に辛いことが起きるけどそれでも何かは残る、行動の結果が0なんてことはないんだと教えてくれる作品が多いと思うからベストに挙げるのは納得。
この頃の娼婦はおそらく存在自体が違法で野宿も珍しくないし車で拾われても仕事が終わればそのまま放っぽりだされるような人たちなのがショッキングだった。そんな娼婦からも盗む人や洞穴で暮らす人など弱者への目線が優しいのか厳しいのかはよくわからない。つまりはジャッジしないってことなのかもしれないけど。

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