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この記事を見て、友人を連想し、複雑な気持ちになった。

高校時代の同級生の一人娘は重度の自閉症。でも、絵を描くのが上手く、絵にはストーリーがあり、彼女だけの安全な世界が描かれている。非常に個性的な世界があって、絵も非常に特徴があり、完成度が高い。でも、母親である友人は、「障害者」である娘が、一瞬の興味や情けで注目されたとしても、アーティストとしてやっていけるわけではない、と厳しかった。娘の為にキャリアも捨て、その世話に明け暮れてきた同級生。大震災の後は、障害者のいる家族の災害時の備え、どんなヘルプが必要かなど、聞き取りとをし、リポートにまとめて、行政に提出したり、出来ることは何でもしてきた有能な彼女。でも、娘さんがバスで奇声を発すれば、他の乗客の心無い視線と言葉に晒されて来た。母の日に、子供らからのカードやプレゼントの写真で一杯になったタイムラインに、「娘は私が死んでもわからないと思う」ってポストしていた。彼女の心は、非常に頑なになってしまっており、彼女の苦労と悔しさの1000分の1も経験したことの私には、黙って彼女の怒りを聞くことしかできないまま。

mainichi.jp/articles/20230803/

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