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こま切れの時間に、国会図書館デジタルコレクションを利用して1920~30年代生まれの海外文学者の批評を読んでいます。小沢書店の本が大量にあるのがうれしくて、篠田一士の多くの本が読めます。清水徹『廃墟について』(河出書房新社)も素晴らしいし、川村二郎の文芸批評や時評は群を抜いていると思います。文芸誌の(国内)文芸時評の第一回冒頭でエリアーデ『ムントゥリャサ通りで』を扱って、それが小説における「わからなさ」を軽んじるなというメタメッセージになっていたりする。

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