後日、調査報告書を降谷さんに提出。
「風見、前と変わらないじゃないか」
「降谷さんに言われた通り洗いざらい再調査しましたが変わった事と言えば猫を飼い始めたくらいですよ」
報告書クシャと握る。
風見(あ、報告書が…)
「男性関係を徹底的に調べろ」
怪訝な顔の風見さん。
「男性関係ですか?」
安室さん睨みつけるようにあぁと返事する。
「どうも彼氏がいるようなんだ」
成人した一人の女性だ、別に彼氏がいてもよいのではと風見さん首を傾げる。
「不躾ですが彼氏がいるのは何か支障があるのですか?」
「大アリだ!梓さんに彼氏がいたら…潜入先に馴染めないだろ!」
真面目な顔で言い切る降谷さんとその発言に頭を抱える風見さん。
知りたくなかった… まさか歳上の上司は恋愛に鈍いと悟った瞬間だった。
おわり