あむあず妄想で
n万回と見てますが梓さんの首に蚊に喰われて掻いてしまい薄ら傷になったのが恥ずかしくて絆創膏貼ってポアロに出勤。
ザワつく男性客、安室は顔には出さないが内心(調査では恋人はいなかったハズ!?いつの間に、何処のどいつだ!?)
動揺して凡ミスした安室。
具合でも悪いのかしらと心配してきた梓に平静を装おいながらも詰め寄って聞いてしまう。
「梓さん、首どうしたんですか?」
バチっと掌で隠し顔が赤くなっている。
あ、これはと嫌な予感が走る。
「こ、これは、その…」
口篭る梓に安室は
「隠さなくてもわかりますよ」
流石探偵さんである彼には隠しごとは無理だなと降参ポーズのように手を顔を頬に当てながら白状した。
「実は、お恥ずかしいながら食いつかれちゃいました」
「ほぉ、首をですか」
冷静を装ってるつもりだったが口を出た声は低かった。
「ちょっといつもより大きく、こんな見える所やられちゃうなんて…」
恥ずかしそうに下を向く彼女にいつもの明るい看板娘ではない女を感じた。
絆創膏の下に自分のモノと主張する独占欲の証があり、彼女にこんな顔をさせる男の存在に腹の中が煮えくり返り、風見さんに即メール
『至急榎本梓の近辺を再調査、徹底的に洗い出せ』
メール受け取った風見さん胃を摩りながら再調査。
後日、調査報告書を降谷さんに提出。
「風見、前と変わらないじゃないか」
「降谷さんに言われた通り洗いざらい再調査しましたが変わった事と言えば猫を飼い始めたくらいですよ」
報告書クシャと握る。
風見(あ、報告書が…)
「男性関係を徹底的に調べろ」
怪訝な顔の風見さん。
「男性関係ですか?」
安室さん睨みつけるようにあぁと返事する。
「どうも彼氏がいるようなんだ」
成人した一人の女性だ、別に彼氏がいてもよいのではと風見さん首を傾げる。
「不躾ですが彼氏がいるのは何か支障があるのですか?」
「大アリだ!梓さんに彼氏がいたら…潜入先に馴染めないだろ!」
真面目な顔で言い切る降谷さんとその発言に頭を抱える風見さん。
知りたくなかった… まさか歳上の上司は恋愛に鈍いと悟った瞬間だった。
おわり