折しも「アダム・スミスの夕食は誰が作ったのか」という本を読んでいる所でもあり。
昔から主に女性が担ってきた家事労働というものは、GDPにも計算に入れられていず、近代経済学においては無かったことにされてきた、それ無しに人間は生きていけず、誰かが担わなければならない必須の労働であるにもかかわらず…というようなことが書かれています。
それを読んで思い出したのは「まんが道」でした。藤子不二雄の漫画家生活を描いた自伝的作品で、ドラマで見たんだけども。現実にはトキワ荘にはお母さん部屋があって、彼らの母親達が同居していて、食事その他の生活の面倒をみてたんですって。でもあの作品ではそれらの労働はまさしく「無かったこと」にされてましたよね。