アクロス・ザ・スパイダーバース
コミックでのマイルスの出身世界は既に消滅している。
しかも、本作中でマイルスの出身世界はコミックと同じく「アース1610」と呼ばれている。
更に、本作の設定は「正典事象(カノン・イベント)をスパイダーマンが回避した世界には消滅の危機が起きる」。
かつ、本作のマイルスは、正典事象(カノン・イベント)というルールに抗おうとしている。
第1作でマイルスを主人公にしたのは、おそらく、「ヒーローは愛する誰かを失なわないと世界を救えないのか??」というテーマを最初に決めた結果、そのテーマにふさわしい「スパイダーマン」はコミック版で「出身世界が消滅したスパイダーマン」であるマイルスだから。