ここ数年のNHKの経済情報で取り上げた記事で科学的に怪しいと思ったものを調べた経験からすると、一流上場企業が関わっているかどうかは、内容の信頼性とは一切関係ないね。

学術を軽んじた日本の経済界の現状を示していると言えるかもしれない。

まぁ、トヨタなんかは常温核融合を熱心に支援していて、未だに、その流れをくむ研究に多額の国費が注ぎ込まれていることを思えば、今に始まったことでは無いのだけれど。

とはいえ、関係する研究者は大学に職を持っているから、学術を軽んじたという例に常温核融合を出すのは適切で無いかも。

理系出身がいかにも少なさそうな商社はまだしも、理系の博士を雇用している企業でも、往々にして、理系の人間は研究所に閉じ込められていて、外部と交渉するような役職には就かないから、結局、初歩的な科学リテラシーがあれば見抜けるようなエセ科学に騙されるのだよね。

また、たちが悪いのは、ビジネス界隈の人間によっては、エセ科学であったとしても、儲けられるなら何が問題なんだとか言い出して、肯定さえしだす所だよね。

たとえ、持続可能で無くても、一時的にお金を集められるなら良いでは無いかと言い出す始末。もう、詐欺師と何が違うのか・・・。