身近にタブレットのゲームばかりしていて親から怒られている小学生がいるのだが、電池が無くなったり、親から止められたりして癇癪を起こす様子を横で見ていると、病的かどうかは別として、依存症っぽいよなぁと思う。
小さい頃からタブレットを使って動画やゲームで時間を潰すことを知ってしまったのが、ある意味で不幸だよなぁと。
エデンの園のリンゴのようだ。
そもそも、人間というのは、本質的に、ある種の依存を起こしやすい性質があるのかもしれない。たばこ・アルコールなどは物質の特性かもしれないが、テレビ・ゲームなど、依存として話題になる対象には事欠かない。
実際、スマホゲームを筆頭として、現代のゲームは、如何にして人を依存させるかという心理学的な知見がふんだんに活用されているように思う。
大人であれば、多少は自制することができるのかもしれないが、子供にそれを求めるのは無茶だろう。
どうせなら、依存させるテクニックを勉強などの習慣づけに活かせれば良いのだけど。
僕は、自分自身、そういう依存で破滅するのではとの恐怖が先に立つタイプなので、テレビやゲームなど、依存しそうなものには、なるべく手を出さないようにしているのだけどね。
お酒なんか、辞めるとなっても、今日は暑いとか、疲れたとか、夜遅くて後は寝るだけだからとか、眠れないからとか、酔いたいのでは無くて新商品を試してみたいだけだからとか、脂っこいおかずはアルコールが無いと食べられないからとか、毎日のように言い訳を探して、結局、ほぼ毎日飲んでしまっていたりした。
面白いのは、何らかの事情で、しばらくお酒を飲んではいけないとなると、数日は辞められるし、1週間でも完全に絶てば、あれだけ辞められなかったお酒も特段欲しなくなること。
この辺、いかにも、精神的に依存の機序が関わっていそうで面白いなぁと自分の身体のことながら思う。