一人の人質を救うために複数の犯人を殺す結果になっても、ある程度、許される部分があるのは、彼らが犯罪者だからであろう。(本来は、司法が犯罪の程度を判断すべきだろうし、人質を監視するだけの者など、殺されて仕方が無い程度の犯罪を犯しているか大いに疑問の余地が残るので、極力避けるべきとは思うが。)

これが、戦争なら、戦争をするような間柄であれば、相手の行為は犯罪だと理解するであろうと想像するので、先の犯罪者の例を援用して、相手の兵を殺す結果になっても仕方ないと言うことなのだろう。(当然、無防備になった相手の扱いは、先の例でも、こちらの例でも許されないだろう。)

では、相手の民間人を殺すのはどう理解すれば良いのだろうか?軍隊の統率とは別であっても抵抗して攻撃してきた場合は、軍人と見分けがつかないし、許されるかもしれない。一方で、明らかに反抗もしていない幼児などや、そもそも、反抗も何もないほど、相手の行動が直接的に影響を及ぼさないであろう空爆による攻撃では?

別の視点で言えば、相手の軍隊が自国の民間人を殺戮したとして、その報復で、相手国の民間人を同程度までなら殺戮することは許されるのか?

戦争にもルールはあるのだという批判すら、戦争についてはルールについて考えるだけで虚しくなってしまう。

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以下のBBCの動画を見ていて、改めて思った。

戦争のルールを守らないのが許されないのは当然だが、ルールを守ったところで、戦争やそれに準ずる行為が正当化されることがあるなんて認めるというのは、自分の人間性を失う気がして認められない。

youtu.be/OURL1GV6eCU?feature=s

youtu.be/a8eqSs-mO4E?feature=s

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