アンケートが話題になっているので、意味のあるアンケート調査をする上で何を気にすべきか参考になる本として、林知己夫の「調査の科学」を紹介します。学生さんでもアンケート調査をしようと思うなら、質問を考える前に、まずは、この本を読みましょうw(そうすれば、安易にSNSでアンケート調査しますとか言って、指導教員を困らせることは無いはず?)
古い本ですが、読みやすいので、1日くらいで読めるんじゃないでしょうか?
林知己夫は統計数理研究所(統数研)という統計を専門とする国立の研究所の所長を務めた統計学者です。統数研の研究は機械学習の理論的研究のようなゴリゴリの数学が多いですが、社会調査についての研究もしています。この本は社会調査の部分を扱っているので、数学は出てこないです。安心してくださいw
SNS上で世論調査に対する不信が話題になりますが、回答者の偏りだとか、質問する側によって回答が偏るのではないかとか、そのような話は、基本的に扱われていたと思います。文系・理系を問わず統計調査に関心がある人におすすめです。
統計調査はランダムサンプリングできなきゃ無意味だと全否定する前に、ぜひ、読んでみてくださいね。
「調査の科学」林知己夫
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