70代の男性は感染4日目の夜、一人アパートを出て行き、路上で倒れて亡くなった。
管理人は、周囲に迷惑をかけたくないと思い、容体の悪化を伝えることなく部屋を出たのではないかと考えている。
管理人「こういう末端の暮らしをしている人の(コロナ禍の)厳しさを言ってほしい」
西成の発熱外来には
食費を削って公衆電話から予約を取る人、
保険証がなく検査代が払えないからと、受診を控えていた人も。
「我慢して、症状すごく悪化されてから来る方とか相当数おられて」
「(自宅で)動けない人は中にいてはったと思いますので、
見つかってないだけで(感染者は)相当数おられると考えています」
(医療法人 副理事長 加茂氏)
5類化で、自宅療養者への健康観察は、コロナ患者に対して適応されなくなる見込み。
感染者への訪問も4月以降見直される可能性。
訪問看護師「そうやって大変だった人たちが
取り残されたり、いなかったことになってしまいそうな気がして」
「いわゆる”感染弱者”といわれる方々を支える仕組みが
ぜい弱なんじゃないかと思っています」