『愛と哀しみの果て』(1985)を観た。
かなり苦痛だった…。
性差別と人種差別の色濃い時代の入植者たちの惚れた腫れた。
主要なキャストたちは漠然と「もののあはれ」みたいな空気で包まれて話を進めているけれど、象牙売買、レジャーとしての狩猟、先住民の土地の収奪、施しとしての初等教育、不快なものばかり。
これがアカデミーの作品賞を獲っているということは、多くのアカデミー会員たちがこれを観て心地よくなっていたということで、その感覚にうんざりする。
ロバート・レッドフォードとマイケル・キッチンに挟まれて食事するメリル・ストリープ。うらやましいを通り越して「私だったら一口も喉を通らないだろうなぁ」。いずれも才能豊かなだけに、なぜこの作品に出たのか不思議。
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