物語の大筋は、主人公が、妻以外の女性と恋に落ちて、結婚はやめようかなー、でも仕方ないー、あ~やっぱり好きだー、もう駆け落ちしたいー、追いかけたいー、できなかったー、という煩悶に継ぐ煩悶で、うんざりする。どこらへんが「イノセンス」なんだろうかと思っていたら、無垢な妻、ではなくて、キス以外なにもしなかった不倫形態が「イノセンス」というワケかと気づいて笑った。
妻は、無垢と見せかけてしたたかだった。でもウィノーナ・ライダーはひたすら無垢にしか見えないので、もう少し「含み」のある演技があればよかったかなと思う。
ダニエル・デイ・ルイスの顔は、デフォルトが「苦悩してる」
ので、こういうの得意なんだろうな…なんて。
老けてからの彼は、ジェレミー・アイアンズと瓜二つ!
「皇太后」と呼ばれる彼女、どこかで見たと思ったらディカプリオのロミジュリのメイドさんだ。