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数年前の大雪の日に一日こたつでブッツァーティの『七人の使者・神を見た犬』(岩波文庫のほう)を読んで過ごすという贅沢をしたことがあって、独特の怖い話群の中で『聖者たち』だけ可愛い話だな、と思って全部読み終わってから『ハンチョウ』の雪の日の特別無料配信読んだらハンチョウ一派が木村の家で『聖者たち』と同じことしてたから凄い笑ってしまった(聖者たち→中年聖者がお友達の中年聖者のお家でご飯作ったりして楽しく過ごす ハンチョウ→木村の家でみんなでご飯食べたりごろ寝したりして楽しく過ごす)。怪奇やオカルトとは確かにちょっと違う、「寓話」という表現におおー、と思いました。
あと私悪党の矜持の描写にめちゃくちゃ弱くて『大護送隊襲撃』が大変好きです。文字で読むマカロニウエスタン的面白さ。映画だと『ワイルドバンチ』とか『グレイフォックス』みたいな悪党老人が主人公の話はたいてい好きなので……。

ブッツァーティは『タタール人の砂漠』も好きです。思えばこれも寓話であったなぁ。

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