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20代の頃編集の仕事してた時にとあるムックでどうしてもレイアウト上の調整ができず、原稿の句読点の位置を変更して数文字削除したことをライターさんに物凄く怒られた経験があって、その文字を削ったり移動させたりすることでインタビュイーの話のニュアンスがだいぶ違ってしまうと指摘された。もうそれは私が文章に対して鈍感だったとしか言いようがなくて謝るしかないし後の仕事でも忘れないようにしてる。出版される前でよかった。
別の仕事でそれとは逆に提示した文字数をまっっったく守らなくてこっちで大幅に付け足したり削ったりした原稿もあって、都度都度確認とって「こういう本なのでこう付け足しました、ここを削除してまとめました、この内容で出版しますがよろしいですか」って作業をしたこともある。正直なところあとで何かあっても「確認とりましたよね」って言えるから。幸いこの時は何も言われずそのまま出版できたけど。
実用書や雑誌とは違って小説はほぼ一人でする作業ではあるけれど、文章について他者の手が入ったのならその文章に関してはできる限り繊細に扱うことが礼を尽くすことにもつながるんじゃないかな、と私は思ってしまいます。それととにかく確認を取ること、本当にそればっかやってた気がする。

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