『憑依』ネタバレでもないけれど
『憑依』、ホラー映画というより、日本で言うところの80~90年代の伝奇アクション的なノリで、楽しい映画ではあるんだけどシリーズものの第一話目のさらにプロトタイプみたいな粗さがあってちょっと残念。格闘と知性のチョン博士と、ガジェットと祈祷担当のインベで魅力的でバランスの取れたよいコンビなんですが、インベ(イ・ドンフィ)の活躍もっと見たかったよ、お人よしでチョン博士のいうことなんだかんだ聞いちゃってこき使われてるイ・ドンフィ最高なのに!
それとアクションシーンのカメラ寄りすぎ問題、全体像が掴めず本当にもったいない、カン・ドンウォンの「運動神経はめちゃくちゃいいけど戦いなれてない人の動き」相当見事なはずなのに、特にクライマックスは『群盗』対『火山高』や!!と思ってわくわくしたのに、ホ・ジュノも刀構えたとこ決まってたのに……。とにかくカメラは引いて全身映してくれお願いします、あと登場人物たちの金どこから出てるんだ問題、ヒロインの村も家族も色々なにがどうなってんだ問題等、私が見落としたのかもしれないが。
色々書きましたがしかし、スーツを着崩して不敵な笑顔を浮かべるカン・ドンウォンを思い出すともうそれだけでいい、という気持ちは正直めちゃくちゃあります!!!