ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン』
アンジェラ・カーター『ワイズ・チルドレン』
ジェフ・ライマン『夢の終わりに…』
ユイスマンス『腐乱の華』
ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』
クライヴ・バーカー『血の本』
フョードル・ドストエフスキー『白痴』
ボストン・テラン『その犬の歩むところ』
イサベル・アジェンデ『エバ・ルーナ』
ディーノ・ブッツァーティ『タタール人の砂漠』



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池上永一が『バガージマヌハナス』でデビューしたのが1994年、『ワイズ・チルドレン』『夢の終わりに…』『エバ・ルーナ』の出版が1995年。この辺りはリアルタイムで読んで、ハイ・ファンタジーやSFとはまた違うマジック・リアリズムの魅力に夢中になって、(俺の時代か始まったぜ!!)と思っていた。俺の時代ってなんなんだよ図々しいな今思うと。

『バガージマヌパナス』でした。申し訳ない! 1994年のクリスマスイブにコタツに籠って読み耽ったのを、今でも鮮明に覚えてる。あの時私がいたのはコタツの中じゃなくて、南国の空の下で夏の風に吹かれてサトウキビを齧っていたのだ。

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