イーロン・マスクは4/28に中国をサプライズ訪問、北京で李強首相と会談した。
WSJ報道によれば、会談の後、中国政府は(議論が多い)自律運転ソフトウェアFSD("完全自動運転")をテスラが中国で展開する計画を「暫定的に承認」した。中国バイドゥが提供する地図とナビゲーション機能をベースに、自律走行サービスを展開する予定。
https://www.wsj.com/tech/tesla-wins-chinas-backing-for-driver-assistance-service-20816802
またイーロン・マスクは中国首脳との会談の中で、中国で収集した運転データをアルゴリズムの訓練に使うため国外に転送する許可を得ようとしたが、中国政府は応じなかった模様だ。
中国には170万人のテスラ車ドライバーがおり、運転データは中国国内のデータセンターに保存されているという。
米国ではテスラ車の自動運転機能(自律運転)に由来する事故が多発しているとの批判が高まっている。4/26に米道路交通安全局はテスラの運転支援システムの調査開始を発表、「回避可能な事故や死亡事故に関連している」とコメントしている。
感想:
イーロン・マスクは、「規制を強化すると中国に負けるぞ」と米国の規制機関を脅かすつもりだろう。
自動運転に由来する死傷者数は、今後も増えそうな予感がする。