ガザの人道危機は、ますますひどいことになっている。
ガザ最大のアル・シファ病院は「ハマスの本拠地」とされ、数回にわたり攻撃を受け「血の海」となった。
他の病院も破壊された。水も食料も医療物資も乏しいなか、毎日180人が出産している。BBCの記者の目の前で新生児が死んでいった。
飢餓が進むなか、食料投下に集まる人々への爆撃が目撃されている。
命題「私たちには非道を止める義務がある」は真か偽か?
私たちがいかに無力であるとしても、真に違いない。
自分の無力を思い知りつつも、自分にできる範囲で義務を果たそうとすることは、人間性の重要な一部のはずだ。だからガザについて思い考え続けることにする。
(ロジックの参考にした本は、アマルティア・セン『正義のアイデア』です)