うわあマルクス・ガブリエルってイスラエルシンパだったのね。「罪のないパレスチナ人の死を望む人はいない」って1月の極右集会のあとに言ってるのもスゲーな。 https://twitter.com/zZ86bgOZMoTjEvP/status/1754508406315249960
気になっていた記事に目を通すことができた。
山形新聞2/5付けマルクス・ガブリエル談話が写真で読める。
https://fedibird.com/@crowclaw109/111928952980280065
おそらく、下記の1/15付け山陰中央新報と同じ記事。
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/513169
今後、マルクス・ガブリエルに言及するときには、「ガザ虐殺問題ではドイツ政府公式見解に沿ったイスラエル支持のコメントを出した」と断り書きを付けないといけない。
もともとマルクス・ガブリエルは「中立のスタンスを保つことで影響力を持ちたい」(大意、出典は『全体主義の克服』, 集英社新書)と述べていた。つまり意図的なノンポリなのだが、今のドイツにおいてノンポリであることは強いイスラエル支持を意味するのだろう。
そういうガブリエルは、ハイデガーを「本物のナチ」、戦時下でナチ党員になっただけでなく「"暗号化されたメッセージ"により、戦後のドイツでナチが力を維持できるように援助していた」と非難しているのだが……
記事を見ると、国連、WHOのジェノサイド非難は、「ドイツ公式」の見方だと「イスラエルの自衛権を妨害するハマスのプロパガンダにはまっている」ということになる。ドイツの知識人の言説はかなり念入りに検討しないといけない。 [参照]
補足:
私自身は、ハイデガーのテキストを(全体主義思想に絡め取られないように注意しながら)読むことと同様に、今後も必要だと思った場合にはマルクス・ガブリエルのテキストを(ドイツ公式見解に絡め取られないように注意しながら)読むと思います。ただ、今回の件で人物評についてはかなり見方が変わりました。