欧州委員会は、EU新法DSA(デジタルサービス法)に基づきX/Twitterの違法行為調査手続きを開始した。

違法コンテンツ(ヘイトスピーチなど)および偽情報への対処義務違反、透明性に関する義務違反、ユーザーインタフェースの欺瞞的デザインの疑いが持たれている。

関連情報
ティエリ・ブルトン欧州委員のツイート
twitter.com/ThierryBreton/stat

Guardianの記事
theguardian.com/technology/202

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続き:ブルトン欧州委員はこの6月にサンフランシスコのTwitter本社を訪問するなど、DSA対応を促す動きを続けてきた。今回のDSA違反調査開始は、予測可能な動きではある。

以下、Guardianの記事よりいくつか。

「オランダにコンテンツ・モデレータ(コンテンツ監視人員)が1人しかいない」との報道があり、Xが欧州言語のコンプライアンスに十分な投資をしていないことも懸念。

また「Xのコミュニティノートの有効性についても検討する予定」とある。

ブルトン委員いわく「8月25日からはDSAのもとで偽情報との戦いが法的義務となる。我々のチームは執行の準備を整えている」。

なお、下記ロイター記事によればX/Twitterのコンテンツ・モデレータは2294人だが、これは他の大手SNS企業に比べ少ない数字。またEUは英語以外に対応できる人員が非常に少ない可能性を懸念している様子だ。
reuters.com/technology/musks-x

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