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世界最大と言われる仮想通貨(暗号資産)取引所のBinanceは、米国の金融当局からマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策(AML/CFT)の違反を問われ、43億ドルと「過去最大級」の罰金で和解した。

同取引所はハマス、IS、北朝鮮などの関係者が利用していたとされる。創業CEOのCZは退任。

和解内容。
- Binanceは米国から完全撤退。制裁遵守プログラムを監督する監視人を5年間任命
- Binanceは43億ドルと「財務省史上最大」の和解金を支払う。内訳はFinCEN(金融犯罪取締ネットワーク)に34億ドル、OFAC(財務省外国資産管理局)に9億6800万ドル。
- 創業者兼CEO、Changpeng Zhao(通称CZ)が退任
coindeskjapan.com/209458/

CZは5000万ドルの罰金を支払い、自身が創設した会社のCEO(最高経営責任者)を退任。CZは銀行秘密法違反を認め、1億7500万ドルの保釈金を払いアラブ首長国連邦に戻り、判決を待っている。
(続く

財務省高官は、Binanceがガザ地区のハマスやアルカイダ、ISISなどのテロ集団が関与する疑わしい取引を報告するプログラムを導入していなかったと指摘した。「Binanceは児童の性的虐待から違法な麻薬、テロリズムに至るまで、不正な行為者が自由に取引できるようにしていた」とイエレン財務相は述べた。
nytimes.com/2023/11/21/technol

Binance創業者のCZが実刑を受ける可能性を論じた記事。(収監される可能性は低いとの見立て。
decrypt.co/206905/will-binance

なお、破綻した暗号通貨取引所FTXのCEOだったSam Bankman-Fried(SBF)は「数十年」の収監が予想されている。

2人の違い:CZはマネロン違反。SBFは顧客資産を勝手に運用して巨額損失を出した。

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