ざっくり言うと、自分は「保守派」だと思っています。
今の国際社会の基本的な規範は、平和と人権、そして民主主義です。これらを「保守」することが大事だと心得ます。
人権の基本は「すべての人」の権利を守ること。そして開発/発展(development)を目指すことです。差別の解消はもちろんのこと、すべての個人の能力開発、インフラ開発、環境保護、健康・厚生・生活水準の向上、文化的な生活などを総合的に含む概念です。文明の進化の方向として、これは正当と考えます。
しかし、平和と人権を嫌う人たちもいます。
「我々」と「奴ら」を分けることが好きな人たち、差別を好む人たち、戦争を好む人たち、格差や不公平が好きで利権確保に熱心な人たち、学術や文化を軽視・搾取する人たち——
しかしダメな考え方の持ち主も平等な人権を持っています。排除するべきなのは悪いアイデアであって、人ではありません。
(なお戦争犯罪者は、法にのっとり裁かれるべきです。人には裁判を受ける権利があるのですから)
平和と人権は、言葉で語られる人工的な概念です。
たった今、ガザでは人道が失われ、世界の平和と人権が重大な脅威に晒されています。
だからこそ、今、平和と人権の重要さを言葉にしていきたいと思う訳です。