イーロン・マスク氏は、X/Twitterで、通信が封鎖されたガザ地区で「国連や国際援助団体にはStarlink接続を提供する」と述べた。ただし通信端末を届けようにも現地は封鎖されており、どれだけ実効性があるかは不明だ。「ガザ地区からのStarlink利用はない」としている。
以下、情報源
2023年10月28日午後7:02 (日本時間)
"誰がガザの地上リンクの権限を持っているかは不明だが、あの地域で接続を要求した端末がないことは分かっている "
https://twitter.com/elonmusk/status/1718206478283133105
2023年10月28日 午後7:42 (日本時間)
"ガザから我々の衛星群と通信しようとした端末はない。SpaceXは、国際的に認知された援助団体との通信リンクをサポートする。 "
https://twitter.com/elonmusk/status/1718216559087288602
2023年10月28日 午後8:16 (日本時間)
(リプライに応答して)"国連やその他の国際的に認められた援助団体を支援する。"
https://twitter.com/elonmusk/status/1718225344568668417
イスララエルのカルヒ通信相は、イーロン・マスク氏のガザ地区へのStarlink限定供与を示唆する発言に反発。
「ハマスはそれ(Starlink)をテロ活動に利用するだろう」
「おそらくマスクは、拉致された赤ん坊、息子、娘、高齢者の解放を条件にしてくれるだろう。全員だ!」
「その時までに、(通信相である)私のオフィスはStarlinkとの関係を断ち切るだろう」
https://twitter.com/shlomo_karhi/status/1718309963666211328
感想:発言に中身はなく、たんにX/Twitter上の情報空中戦ですが、記録として。
念のため補足。イーロン・マスク発言はだいたい「その場のノリ」なので本気で受け止めてはいけない。
今回の「ガザの支援団体がStarlinkを使えるようにする」発言も、リプライの形で気軽に「ガザでのStarlinkの利用実績はないが(つまり現地に端末はない)、今後は支援団体に限って使えるようにする」旨を発言したもの。
現地に端末がなく、持ち込む手段も閉ざされている以上、短期的には実効性はない。