ALPS処理水放出開始から6日。IAEA公表のライブデータより現時点の測定値を見てみる。(データ提供は東京電力)。
放出する処理水のトリチウム濃度(図中のⅤ)は205Bq/l。
処理水放出シャフトのガンマ線の実測値(Ⅵ)は5.3CPS(カウント/秒)。希釈用海水の取水口の線量(Ⅲ) 7.9CPSより低い。
東京電力のデータを信用するなら、今のところ計画通りだ。ただし、今後30年にわたり無事故かどうかはまた別の話。
ところで、希釈用海水よりも放出する処理水の方が線量が低い理由はなんだろう?
●データの出典と読み方
データ公開ページは下記
https://www.iaea.org/topics/response/fukushima-daiichi-nuclear-accident/fukushima-daiichi-alps-treated-water-discharge/tepco-data
- 各ポイントの「緑色」は「稼働中・正常値」を示す
- 「灰色」は停止中
- 「赤色」は「対応が必要な異常値」を示す
- CPSはカウント/秒、ガンマ線の線量を示す
- Bq/lはベクレル/リットル、ここではトリチウム濃度を示す
上記のALPS処理水放出のライブデータの「読み方」をIAEAのグロッシ事務局長が説明する公式ビデオ。
https://youtu.be/7VMJ5D1Hsd0