Zelditch Jr., Morris and Bo Anderson. (1964) "On the Balance of a Set of Ranks.

「本論文の目的は、一連のランクのバランスの理論を発展させることである。ランク・バランスの理論は、行為者・地位あるいは集合体が、非一貫的と見なし得るようなさまざまなやり方でランクされる状況に関わる。いくつかの例を挙げると、黒人のプロフェッショナル、富裕なユダヤ人、貧しくなったボストンのバラモン、年収5000ドルのPh.D。この種の不一致が緊張の源泉で、人々が自らのいろいろなランクを均そうとするだろうというのは広く想像されている」p.1.

「3.3. <仮定> 釣り合わされたランクは安定的である。
3.4. <仮定> 釣り合わされていないランクは、釣り合わされるまで変化する傾向がある。
3.5. <仮定> 釣り合わされていないランクは緊張状態を作り出す。」pp.8-9.

「2つのシステムにおける評価の基礎が何かを共有していないかぎり、人はランクを、あるシステムからもう1つのシステムへと転換しはしない」p.18.

「ベノワ=スマリヤンにおいては…釣り合わされていない行為者はまず、自分の低い方のランクを上げようとする。もしブロックされたら、その時には彼は、ランク構造それ自体に対する急進的で極端主義の抗議へと向かう。…<ベノワ=スマリヤン過程>」p.22.
18世紀フランスのブルジョアジーの例(官職売買が妨げられて革命へ)

「<役割分化>は、釣り合わされていないことへの反応である。行為者は、それ自体が釣り合わされているレベルでのみ自分自身を比較する」p.23.

フォロー

「10.3. <仮定> もし ri と rj が偶然でない釣り合わされていないランクであるなら、いずれか低い方のランクが上げられる。
10.4. <仮定> もし ri と rj が偶然釣り合わされていないランクであるなら、いずれか従属している方のランクが、釣り合わされる方向に変化させられる。」p.25.

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。