コリ人のマシューへのやきもちはこれで解消できるかな。
でもマシューとコリ人の会話で解消させたい気持ちがある。マシューがモルくんに懐くから面白くないコリ人だけど、マシューに「でもわたくしはあなたのこと好きですよ、コリント人」って言われるやつ。
「ドリーミングで俺を気に入ってるなんて迂闊に口にしないほうがいいぞ、大逆人だからな」
「まぁそれは事実ですけど……たぶんねぇ、あなたが思うほど皆さん、あなたをきらってなんかいませんよ」
「お前、ずいぶんお人好しだったんだな。それともカラスになって頭の中身も鳥頭になったのか?」
ちょっと意地悪をいってみるコリ人だけど、マシューは気にしないで続ける。
「わたくしはご主人さまが大切で、大好きですからね。ドリーミングの皆さんだってそうでしょ?」
「それと何の関係が?」
「好きなひとの好きなものって、好きになっちゃうものですよ」
て言われてじわじわうれしいコリ人。モルくんと思いを通わせてる自信はあるし、他に何もいらないって思っているけど、でもひとから認められるとうれしいことってあるよねぇ。