引用。
端的にまとめると選挙は実生活と違い勝馬に乗る必要はないという事。
戦略的投票を行って良い。誰に入れたかなんて表明しない限りは知られはしない。
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(追記)
われわれの通常の社会生活では、才能あるリーダーや人数の多い集団を選ぶことは大事だ。そこに入ったことで面白いことができたりできなかったり、得したり損したりする。
政党政治での選挙投票状況はそれと異なる特性を持っているので注意が必要だ。選挙には個人へのキックバックがない。現有議席や世論流行・派閥人脈などから政党の強弱を読み、ある政党が勝つことを予見してそこに投票しても、「あなたの予想通り勝ちました。卓見御見事。はいご褒美です」というものはない。「あなたは負け馬に投票しました。見る目がありませんでしたね、罰金徴収です」ということもない*1。勝ち馬を読めたって偉いということにはならない。どこに投票した人であれ、同じ日本国の政策の結果を、良いものも悪いものも被ることになる。これは普段はなかなかお目にかからない意思決定状況である(この段の理屈はid:ityou:20050816と同じ)。
人間は人生の四六時中を集団の評価をしながら生きており、集団の勝敗率を判断基準に入れることが習い性になっている。要注意だ。