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浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」(角川文庫)を読んだ。

kadokawa.co.jp/product/3222100

「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題はディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
(あらすじから一部引用)

とても面白かった。
二転三転する展開にミステリ、サスペンス、ヒューマンドラマ的な要素も多分に含まれた物語。
作者の思惑通りにコロコロと転がされるのが一層気持ち良いくらいには、のめり込んで読んでしまいました。
話題作には話題作たる所以があると改めて沁みますね。内容についてはネタバレ含みそうになるためあまり語れないのが残念、もう読んでくれとしか。映画化予定なのが楽しみだ。

 

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