大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生」(ポプラ文庫)を読んだ。
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101205.html
夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。 今回のお客様は、居候女子高生の希実につきまとう、少々変わった転校生。 彼が企む“計画”により、パン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。
(あらすじから引用)
面白かった、パン屋組の二人が殆ど出てこないのも珍しかったし序盤とは打って変わって、終盤には物語の見え方がガラッと変わるのが良かった。
相変わらずクセの強い登場人物が新しく登場する中、今回の新キャラの阿部は最後まで読んだからこそ好きになったなぁ。魔法使いを自称しているのもそうだけど、軽薄だけど確固たる信念に基づいて邁進するキャラ好きなんですよ。
終章では希実の母が三作目にして登場して、次巻でまた一波乱ありそう、期待してます。