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歌田年「紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪」(宝島社文庫)を読んだ。

tkj.jp/book/?cd=TD040282

紙・フィギュア・コスプレ……様々な分野のプロが互いの知識を活かし、凶器が消えた殺人事件の真相に迫る!
触るだけでどんな紙でも見分けられる男・渡部の紙鑑定事務所には今日も、紙にまつわる一風変わった依頼が舞い込む。紙粘土のようなものをぶつけられて怪我をした野良猫たち。漫画の単行本を「不良品だ」と言って、心を閉ざす少年。そして、凶器が消えた奇妙な殺人事件――。プラモデル造形家の土生井やフィギュア作家の團の知識を借りながら、渡部はそれぞれの事件の真相に迫ってゆくが……。
(あらすじから一部引用)

安定して面白かった〜。
連作短編だが一つ一つのお話にこの作者故のオタク的蘊蓄がしっかりとトリックや論理と結びついてミステリしているのが大変良い⭕️

また渡部を中心として人の輪が広がり、前作より渡部が探偵として活躍しているのがタイトル通りになって良かったねと言った感じ🙂

このシリーズは説明臭く映る部分が事件に絡めており知識として純粋に感心してしまうし、登場人物たちがキャラ立ちしていて面白いので好き、三作目も出ているようなので今から文庫化が楽しみ🥰

 

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