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朝鮮人虐殺の慰霊祭に行ってきた話1 

今日は、関東大震災の際に起きた朝鮮人虐殺の慰霊祭に行ってきた。地元は震災の被害が少なかったにもかかわらず、この事件で17人の方が亡くなられている。実は、今年亡くなった父はこの事件についてこつこつ資料を集めていた。事件名で検索すると父の書いた文が真っ先に引っ掛かるのが、なんだが恥ずかしいけど。そんな縁もあり、母と二人で慰霊祭に参加してきた。
集まった人は思ったよりたくさんいらっしゃって、本堂に入りきらないほどだった。市からの追悼文も読み上げられ、遺族の方(お孫さん)が韓国からいらしていた。後半には追悼の舞と歌が捧げられ、珍島アリランが歌われると、いろんな人が思い思いに踊り、歌い、手を繋いでいた。私もそこに混ざって良いのかと、複雑な思いを抱えつつ手拍子を鳴らす。

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朝鮮人虐殺の慰霊祭に行ってきた話2 


父は、行政文書内に残された事件についての記述を主に調べていたらしい。(何せ父は声はでかいが、あんまり自分から喋らない性格のため、残された紙やらデータやら人伝の話でしかわからない)
当時の検視調書にもはっきりと、虐殺されたという旨が書かれていて残っており、政府の言う「事実が確認できない」なんていう発言はあまりに呑気と言うか、調べる気がないと言うか、呆れる発言なのだなとあらためて思う。
この事件についての慰霊碑には、裏に事件についてのあらましと「同じことを繰り返さない」誓いが当時の町長や町民などの連名で刻まれ、被害者の方ひとりひとりの名前が刻まれている。(こうしたものは珍しいらいし)
流れる時間の中で忘れさせようと、なかったことにしようとする悪意に、全力で抗っていかないとますますまずいことになると言う危機感がひしひしと実感として押し寄せる今日この頃。手を合わせながら、부디 편히 쉬시길と祈ったが、祈りだけでつぐなえる過去ではなく、今と未来への責任を感じた一日だった。来年も行こうかな。いかなきゃな

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