「幻聴があるのに、審査員とか大丈夫なのですか?」と最近新聞記者の方から聞かれましたが、私は現在、ほぼ寛解状態です。幻聴と現実はだいたい区別できる。これは、この障害としては、重要なところです。と、言っても、幻聴はきこえます。朝と夕方がひどい。主治医によると、「日中は気が張っていて、幻聴が抑えられているのだろう」と。だから、夕方はドッと疲れが出てくる……。
審査はできます。これは、自信を持って言える。迷うけれど、理詰めで評価点を言えます。評論や鑑賞文も書けます。ただ、その後に疲れてしまう。2、3日は寝込んでしまいます……。
でも、私には、幸福なことに、時間の余裕があるので、「仕事を全力でやり遂げて、次の日あたりは休む」というサイクルで、なんとかやっています……。