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ハン・シュアイ『緑の夜』 

韓国にやってきて空港の保安検査員として働くファン・ビンビンは暴力的な夫と離れて生活しているが、ビザのために別れる事もできず、永住権のためにはお金が必要なので、仕事で出会った緑髪で怪しい雰囲気のイ・ジュヨンのドラッグを売りさばくのを手伝おうとするが、様々なトラブルでそのままずるずると犯罪を犯していくという話。
ありがちなプロットだし、そこまでおもしろい話でも無いのだけれど、ファン・ビンビンが完全に牙を抜かれてしまっていて意志を貫くことができず行動がぶれまくりなのは痛ましくてよかった。
ぶかぶかのメンズ服着せたファン・ビンビンに張り詰めてつらそうな顔させたら見応えあるのはそれはそうですねという感じ。
あとこの映画にも犬が出てくるけど、近年の劇映画で犬が担っている役割ってかつてキリスト教モチーフが担っていたものに近いのかもなと思った。

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