バベル、テレシスとドクターのふたりだけの会話のシーンがいちばん好きだな…。多くを知っているふたりの淡々としたやりとりで交わされる痛ましさ、どちらも縋る多くの手を振り払えない人間だ。
プリースティスとオラクルが『ケルシー』の共同製作者(メインはプリースティスぽいが)として、ケルシーのこれまでの苛立ちは『親』に向けたものに近しい感覚が混じってるのかもしれないなぁ…。親と定義しなくとも自分をつくった、それに関わったひとが、星をゆびさして探してごらんと自分の道行きを示唆し、名前を与えてくれたひとが、という歯痒さ遣る瀬無さが余計に舌鋒を鋭くしていたのだとしたら、万を生きたいきものの可愛らしさ…
アンドアインに道半ばで斃れてほしい話、一度架けられてほしい、というのと、アンドアインのユダが欲しい、が大きい。
フィアメッタではなくレミュアンでもなく、アンドアインを裏切るユダが欲しい!!