現場の女性非正規公務員たちを中心とする新ネットワーク「非正規公務員voices(ヴォイセズ)」が、DV被害者支援やハラスメント問題などで活躍される北仲千里さんと「voices」、竹信の3者の共同研究として、今月から下記のように、初の「非正規公務員ハラスメント調査」を始めます。
私は、新聞記者として20年来、非正規公務員問題を報じてきました。私も創設にもかかわった女性非正規公務員のネットワークの登場は、非正規公務員問題の歪みとそこにジェンダー差別が密接に絡んでいることを、広く可視化させる役割を果たしたと思います。
少し前には思いもよらなかったこのような運動の盛り上がりを踏まえ、「voices」は、より現場に即し、より実践的な、新たな活動形態を模索する女性非正規公務員の当事者たちによって新しく立ち上げられました。
こうした多様な活動の芽吹きが、非正規公務員問題と公共サービスの劣化に対する解決力をさらに強めるものと期待し、この調査を発案した「voices」のみなさんへの敬意と支援の思いをこめて、調査へのご回答、周囲の方々への調査の拡散へのご協力、ご賛同を、ぜひよろしくお願いします。
竹信三恵子
「非正規公務員ハラスメント調査」賛同者(2023年4月28日現在)
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「こんなことぐらいで…ハラスメントと言えるのかわからない大丈夫かな?」と思う方もぜひ回答してください。皆さんが心や身体に感じたことと、経験した事実で大丈夫です。
https://jp.surveymonkey.com/r/KQKM68F
<voicesが生まれたきっかけ>
近年、これまで表面化されることが少なかった非正規公務員問題が可視化されるようになり、少しずつ声を上げる非正規公務員が増えてきました。
その過程で、非正規公務員女性たちから「日常の悩みをもっと気軽に、安心して語りあえる場がほしい」という声も聞き、こうした女性たちと一緒に、ラインのオープンチャットを通じた悩みの語り場として「集まれ!非正規カフェ」を立ち上げました。そこでの意見交換から、短期契約で抵抗力が弱い非正規公務員にとって職場のパワハラ、セクハラがいかに深刻な問題であるかが浮かび、今回の調査が発案されました。
その過程で生まれたのが「voices」です。
「voices」は、日々矛盾に直面する女性非正規公務員の当事者を中心にしつつ、市民、研究者、議員、ジャーナリストなども公共サービスの「もうひとつの当事者」として位置づけ連携を広げることを目指しています
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<私達は・・・>
私達は、非正規公務員問題を市民の問題と捉えています。
私達は、非正規公務員当事者(退職者含む)を中心としながら、市民、研究者、議員、ジャーナリストと一心同体で問題解決に臨むワンチームです。
具体的には、オープンチャット、リアル、オンラインの場で、当事者に雇止め等の危険が及ばないよう、名前を表明せず温かく交流し、時には熱く行動することで、人権をおざなりにした非正規公務員制度に疑問を投げかけ続けます。これまで、記者との交流会や、議員とのお話会などを企画してきました。
代表制はなく、当事者を真ん中に置いた、全員主役のチームです。
非正規公務員問題に関心を持つ方は、気軽に声をかけてください。一緒に活動しましょう。
「voices」発起人一同
連絡役:藍野mika.fpg@gmail.com 山岸chappi3000ky@gmail.com
➡️おわり
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戒能民江 お茶の水女子大学名誉教授
北仲千里 広島大学ハラスメント相談室准教授
竹信三恵子 ジャーナリスト・和光大学名誉教授
小野順子 メイプル法律事務所 弁護士
川西玲子 NPO法人 働き方ASU-NET
●賛同者はさらに募集中です。
<「非正規公務員ハラスメント調査」への賛同の受付方法>
★調査への賛同をお願いします!★
非正規公務員問題の一つとして、ハラスメントの問題があります。しかし、声を上げれば次年度更新されなかったり、仕事を外されたり、人間関係に支障がでるなど、ほとんどの当事者は一言も口に出さず、黙って退職していきます。これらの問題に、皆様の賛同をいただくことで、より多くの非正規公務員の声を聴き、可視化することができます。調査結果をもとに、現在苦しい状況にいる当事者、涙をのんで退職した既退職者たちの人権を取り戻すことに賛同していただきたくお願い申しあげます。
賛同してく出さる方はお名前(ニックネームや仮名でも構いません)を私達にお伝えください。
藍野:mika.fpg@gmail.com
<調査への回答の仕方>
★下記のリンクから回答ください★
ハラスメントという言葉は極端に、また大げさに感じるかもしれません
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