さっきのNHKのアンケートで、若い人を含む日本人がリベラルや左翼への忌避感が強く、自民に愛想が尽きても右翼(極右)政党の中を移動するのが関の山であることについて考えた。

要は「文句言ったり自己主張したりすることは我儘で悪」「喧嘩や争いはイケナイ」という刷り込みが凄いってことなのでは?

Twitterで、昨日?のNHKの世論調査について、引用の形でこのtootと同じ感想をツイートしたらプチバズったみたいになった。

で、何だかやけにリプが(主には批判的な?)付いてるんだけど、それがいつものネトウヨがたかってくる感じとは違って、感触としてはみんみんなどの中道右派?左派?のあたりの人たちからの、「自民がこんなだというのに野党がだらしないからどこに投票したら良いかわかんない💢」みたいな内容のものが多い(ネトウヨのただの罵倒と比べて質問すると真面目で返事してきたりするところが違う)。

もちろん私に言わせれば、「それ、おかしな理屈だと思うけど」みたいなものが大半なんだけど、せっかく向こうから話しかけてきてるし(これまでTwitterであまり接点がなかった感じの人たちだったので)、言い返したいのは山々なんだけど、そこはなるべく我慢して、拝読と質問に努めるようにしているんだけど、あー、こういう層が、結構、日本のコアなところに厚くいるんだろうなという実感を感じた。デモは乱暴で嫌だとか、左翼は一方的に思想を押し付けてくるとか、アレじゃ嫌われても仕方ないとか。

全然賛同しないけど、ザ・日本人はこんな感じなんだなと…。

From: @zpitschi
fedibird.com/@zpitschi/1115620 [参照]

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私は仕事柄、人間というのは他者がちょっとやそっと働きかけたところで、そんなことでは何も変わらない…みたいな確信があるんですよね。それは多分他のリベラル側の人たちとかなり感覚が違う気がしていて。

そして、政治や社会って、皆の表面的な認識を変えても、根本的な部分が変わってなければ、結局同じことを繰り返するだなぁというのは、今回80年前と同じことに繰り返そうとしているように見えるこの国を眺めていると、戦後民主主義教育を体験してきた世代だからなおさら、あれは一体何だったんだろうと思うわけで。

もちろんそれでも少しでも働きかけて理解してもらわなければいけないのは分かるし、日々そうやって頑張っている皆さんには心から敬服しているんだけど。その中で、本質的な変化もまた、たとえ亀の歩みの如くであっても必ず起きているはずとも思ってない訳ではないんですし。

ただ私の興味は、例えばだけど、日本人の家族観みたいな、すごくこう骨身に染み付いてなかなか変化しないようなところの方にあるので、そして結局そっち(家族観)の方がずっと人間の心には大きな影響があるのを知っているので、民主だ人権だ言っても日本人にはお経みたいにしか思えないんだろうな、…という諦観が私の心の根底にあるんですよね。…で、そんなの怒ったって詮ないし。

第一、そういう言葉をお題目みたいに唱えているリベラル側の人たち(私を含む)だって、絶対に日本的な家族主義や他者との一体感を大事にする感覚とでも言うのかなぁ…空気読んだり波風立てないように自然に振る舞う感覚はとても強いし、そう言うことに無自覚でありながら、自分は知っている側だと思って右派を責めている時点で、何か我ながら違和感があったりするんですよね。

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